ばちかぶろぐ

こう見えて、好きなのは沢山あるんですよ。

『草食系男子』批判が許せない件

最近またなんか寒くなってきたんだけど、今年の五月ってどうなってんのよ。

 

こんばんは。バチカです。

今回はこの件について意見を書きたいと思います。『草食系男子』批判についてです。

草食系男子。この単語を聞いて皆さんはどう思うのでしょうか? 最近は『草食系男子』ならぬ『絶食系男子』なんてものも増えてきたようですが、俺は、これらの様な男性が増えてきたのは、時代の流れで見れば当たり前であり、それを批判しているのはむしろおかしい。と考えています。そりゃもう、理不尽だろ! って怒りたいくらい。

理由はいくつかあります。

 

そもそも、草食系男子を望んだのは女性の方

昔、女性の立場というのは、現代よりも良いものではありませんでした。

日本でも――現在、↓このゲームをプレイしているんですが、

 

龍が如く 見参!

龍が如く 見参!

 

 これの序盤のシーンにもあるんですが、昔は女性の人身売買のようなものが平然と行われていたようですね。そしてそれは、俺の祖父母(80代)の代辺りまでずっと続いていたらしいです。

それだけではありません。現代であれば、セクハラ、ストーカーと言われるようなアプローチも普通に行われていた(押して、押して、押しまくれ! 例え断られても、相手が根負けするまで更に押せ! とか、まさにそれですねw)ようですし、ひどい場合では、道端で強姦して、その後に『傷物になったから責任を取る』という形で加害者が被害者と結婚する。というような話まであったそうじゃないですか。さらにヤバいのだと、ある人曰く、とある地方の農村では、結婚できない男性達の『便器』として女性が使われていたケースもあったのだとかなかったのだとか。

さらに、結婚した後も、現代ではDVと呼ばれるようなことでも問題沙汰にはならず、「妻のように扱う」というフレーズには、相手側が拒否しようが傍から見れば性的DVであろうが夫婦内であればいかなる性交渉であれ御咎めなし。というニュアンスが含まれていた。という、そんな時代でした。

ああ、確か現在のインドもそんな感じだった。って、一時期ネットでも話題になりましたね。

 

やがて、そんな糞みたいな現状を打ち破るべく、フェミニストと呼ばれる者達が立ち上がります。

彼等は、上記で挙げられた不幸な女性達を救う為、『女を守る』ような決まりを作り始めます。セクハラ・ストーカーの取り締まりは勿論、強姦やDVのような婦女暴行を刑事罰にする法律も作られてきました。

そして、彼等の努力の甲斐あって、『女を守る』法律は広く世間に広まっていき、我々国民の意識にも強く刻まれることとなりました。

 

それに合わせて、男性達も変わっていったのです。

最早、過去の様なアプローチの仕方は、紛れもない悪。むやみやたらに女性に接近するのはセクハラ・ストーカーに抵触しかねない悪いことであり、まして強引に近づきすぎるあまり文字通り手を出すことなんざもってのほか。

ならば、こちらから女性に近付くのなんて一切やめて、向こう側からアプローチしてくるのを待とう。そしてその間は、趣味なりなんなり恋愛云々とは別の好きな事をやっていよう。とにかく大人しくしていよう。だってそっちのほう方が、こちらからアプローチするよりも正義なのだし。そう思うようになっていきました。

 

そんな男達に対し、世間は(特に女性やジジババソーシャルの方は)、こう言ったのです。

「草食化してて情けない」と。

↑これがいかに理不尽で矛盾に満ちた言葉か分かるでしょう。

 

もうね、ふざけんなよ。と。歴史的背景を見てみれば、草食系男子および絶食系男子が生まれるのはもはや必然であり、女性の方々は彼等の到来および増加をむしろ喜ぶべき立場なのです。それを、あろうことか情けない。と、こちらが勝手に劣化したかのように批判されるのは、はっきり言って心外なのですよ。

 

現代では、男性にとって女性に近付くというのは、地図の無い地雷原に足を踏み入れるようなもの

俺にとある知識を下さった、ある方はこう言いました。「女性は『地雷』だ」と

アニヲタWiki(仮) - この人痴漢です!』という言葉にもある通り、現代においては、女性に近付くというのは、もはや法的リスクの極めて高い行為になってしまいました。その人曰く、痴漢撲滅ポスターに描かれていたステレオタイプ的な痴漢のイラストが自分に似ていた。という理由で、二度と電車に乗れなくなってしまったのだとか。『こいつに冤罪を吹っかけても私は疑われないだろう』と痴漢の示談金をせびってくる女性からの被害を警戒しての事だそうです。

また、職場や日常でも、セクハラやストーカー法の徹底により、男性は女性に近付くという行為自体が、法律に触れかねないことになってしまいました。あれで捕まった時の社会的制裁とかデカいですもんね。長年のキャリアが、たったそれだけのことで全て失われてしまいますもの。それも、元の平凡な日常すら戻れなくなってしまうくらいに。例え、それが冤罪であったり、単なる自意識過剰女と呼ばれる人間の訴えに過ぎなくとも。

これを『地雷』と形容せずしてなんと表現するのでしょうか? 俺には分かりません。

 

もちろん、適切なアプローチをすれば、そんなことはないのでしょう。

ですが、適切なアプローチとは一体何なのでしょうか? そんなものは、学校ではまず教わりません。ネットや書籍には様々なアプローチ法がありますが、そこに書いてあるのは、いわゆる民間療法のようなものばかり。決して、全ての人間が常識的に知っている知識ではありませんよね。

更に言えば、仮にそれを知っていたとして、その通りに実際にやれば、法的リスクに触れずにアプローチできるのでしょうか? いいえ、そうとは限りません。「※ただしイケメンに限る」なんて言葉が流行ってしまったように、全ての男性が同じようにやれば全て同じような結果が出るとは限りません。

つまり、適切なアプローチの仕方も誰も教えてくれず、民間療法のような情報しか存在せず、しかも法的リスクばかりがちらつくこのご時世において、男性にとって女性に近付くというのは、正しい道順も知らずに地雷原に足を踏み入れるようなことなのです。それは、赤信号みんなで渡れば怖くない。や、万引きはバレなきゃ犯罪じゃない。と、同義。まあ、普通はやらないことですよね。そりゃ、草食的になりますわ。

 

結局のところ、俺にとって『草食系男子』を批判している人っていうのは、

  1. 実はレ〇プされたい願望のある超絶ドM
  2. 時勢が読めてない人

の、どっちかにしか思えないのですよ。過激なこと書いて申し訳ないですけど。

 

ま、学生時代に話したことのある女性の方々は、案外『草食系男子』に理解を示している人が多かったですね。そこは嬉しかったです。